死ぬまでオタク

(基本的に)テレビとアニメしか観ません

ガンダムは何度でも殺される

1996年度から1997年度にかけて なぜかテレビ朝日系列で特に テレビアニメの歴史の「区切り」となるような事例が目立つ

 

1.『機動新世紀ガンダムX島流し事件

 

機動新世紀ガンダムX』の放映枠が、金曜夕方から土曜早朝に移った

 

念のためにことわっておくと 1996年度と1997年度 ぼくの家では テレビ朝日系列放送局を 視聴することができなかった

 

ガンダムXの放映時間が 途中でエラいことになったことは 大学生になってから知ったことだ

機動新世紀ガンダムXという作品に初めて触れたのは たぶん『スーパーロボット大戦α外伝』というゲームだったと思う 2001年発売のプレイステーション用ゲームなのだが これでもガンダムXは初参戦作品だった

 

 

スーパーロボット大戦α外伝

スーパーロボット大戦α外伝

 

 

 

主人公ガロード・ランが「ガッツ」という特殊能力を持っていたのが反則だったとか スパロボというゲーム上の話題はまぁいいとして それでもサテライトキャノンが何なのかとかは α外伝で知ったことなのだけれども 肝心の原作(つまりアニメ版)は キッズステーションα外伝発売より何年かあとで 放映されていたと思うのではあるが ガンダムXというアニメ自体に向けて それほど熱意はなかった

 

ガンダムXの枠自体は もともと『機動戦士Vガンダム』(1993年)から始まった枠で 昭和期の『機動戦士ガンダム』『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』は 名古屋テレビ放送という 中京地区のテレビ朝日系放送局が持っていた枠であるのに対し 『Vガンダム』からのシリーズは キー局テレビ朝日の「直轄」だったという違いがある

『Vガンダム』こそ 原作者であり テレビアニメ作品のガンダムを一貫して監督していた富野由悠季が担当していたのだが いろいろな事情により 『Vガンダム』の後番組は 富野より20歳ほど若い今川泰宏が監督することになり ガンダムの看板は外さない代わりに まったく毛色の違う作品をこしらえることとなった

それが『機動武闘伝Gガンダム』である

そして『Gガンダム』の後番組の監督は かつて80年代末期に『機動戦士ガンダムZZ』の後番組の後番組である『鎧伝サムライトルーパー』の当初の監督であった 池田成が務めることになった のだが その『新機動戦記ガンダムW』においても 池田成は 途中で降り それを引き継いだ高松信司が 『ガンダムW』の後番組たる『機動新世紀ガンダムX』も継続して監督することになった──というのが「内部事情」らしい

 

いわば プロ野球の球団でいえば 『ガンダムW』における高松信司は 池田監督の休養に伴う「監督代行」であり 「次のシーズン(『ガンダムX』)」になって 正式に監督に就任した──とでも言えばいいのだろうか

 

テレビ朝日首脳陣の意向とか  やれ打ち切りだやれ話数短縮だとか 色んなゴシップよりも もっと重大なこと

それは「ガンダムが殺されたこと」 物騒な言い方だが ガンダムのテレビシリーズが途切れた その「途切れ」が 1996年末に起こった これをぼくは偶然に思えない なぜか 「ヨコ軸」で見ると 同時期に いろんな日本のテレビアニメシリーズが やはり「途切れ」ているからだ

 

ガンダムのテレビシリーズ自体は 何食わぬ顔で 1999年に ふたたび富野が監督(総監督)となり 『∀ガンダム』で復活している ただこれはキー局がフジテレビ──富野にとっては『ラ・セーヌの星』以来の縁か──になっており 一部地域では放映されていなかった それに 同年にテレビ朝日系列で放映された特別番組 テレビ映画というべきか 特撮ガンダムというべきか ほら あったじゃないか 『G-SAVIOUR(ジーセイバー)』って特番が みんな忘れてないか たしかに脚本が適当だった悪印象こそありますがねえ

『鉄腕アトム(リメイク)』(1980年)

ばると「徹マ~ン~あと~む~wwwwwww

 

桐生乱平「○(#゚Д゚)=(  #)≡○)Д`)・∴'.

 

 

大豆生田「(゜o゜; ら、乱平くん、どこから来たの!?」

乱平「(・へ・)1980年は、日テレ系で『アトム』だけでなくて『鉄人28号(太陽の使者 鉄人28号)』もリメイクされていて、リバイバルブームの年だったんだ」

ばると(血を拭いつつ)「これ(『アトム』)、原作の第1話からアニメ化されてたよな……、

 カラーで

 

乱平「ぼくに訊かれても(-_-)」

ばると「おまえ手塚治虫記念館行ったことないのかよ」

乱平「(゚Д゚)ハァ?」

ばると「手塚治虫記念館で80年版アトムの1話観られたんだよ」

乱平「実体験ですか?」

ばると「実体験。

 なんか、手塚治虫が描いた漫画全作品が読めて、アニメ化作品が視聴できるフロアがあるんだよ」

乱平「いつの話だよ、あんたが手塚治虫記念館で80年版アトム観たのって」

ばると「きみは生まれてないな」

乱平「90年代かよ。

 今だったら『アストロボーイ(ASTRO BOY 鉄腕アトム、2003年版)』だって観られるだろうな・・・・・・」

 

www.city.takarazuka.hyogo.jp

 

 

大豆生田「乱平くん、宝塚(兵庫県宝塚市手塚治虫記念館の所在地)、行ったことないんだ」

乱平「ないよ」

大豆生田「わたしは行ったことあるよ。

 すごくいいとこなのに~(^o^)

乱平「ぐっ(-_-;)」

 

ばると「まぁ宝塚市は、手塚治虫ゆかりの地という以外にも、いろいろ見所あるからな」

京王閣「劇場とか、競馬場とか・・・」

ばると「( ゚д゚ )彡そう!」

京王閣「遊園地もあったとか」

ばると「( ゚д゚ )彡そう!

『宝塚ファミリーランド』

 

大豆生田「あー、わたしがお母さんに連れて行ってもらったときは、ファミリーランド、もう跡形もなかったですね」

乱平(昭和くせえな・・・)

ばると「乱平なんか言っただろww(#^ω^)」

乱平(くぅ)

 

 

ばると「2度めに行こうとした時だったけな。

 当時はインターネットとか発達してなくてさ。

 手塚治虫記念館の、現地まで行ったんだけど、休館日で」

京王閣「えっ、わざわざ、宝塚市まで旅行に行ったけど、手塚治虫記念館に『振られた

』ってことですか?」

ばると「いや~泣いたね。

 泣きに泣いたwwwwwww」

 

乱平「ペッ、建物が休館日だったくらいで泣くんじゃねーよ」

大豆生田「乱平くん、そりゃないよ

乱平「泣き虫ばるとめ……」

大豆生田「当時のばるとさんの年齢考えないと。それにばるとさん、わざわざ旅行で宝塚に来て、いきなり休館日に出くわしたんだよ? 誰だって泣くよ」

乱平「それはない」

大豆生田「じゃあ乱平くんはどんなときに泣くの?

乱平「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

大豆生田「この前一緒にTARI TARI観たよね? あのときも一切表情動かさなかったよね?」

乱平「それは既に映像、観たことあったからで」

大豆生田「わたしがボロボロ泣いてるのにハンカチどころかティッシュすら渡してくれなかったじゃん💢」

乱平「いや、それと『泣く/泣かない』は別問題だろぉ!?」

 

ばると「乱平ひどっ」

京王閣「それはちょっと酷いですねw」

 

乱平「け、京王閣さんまで・・・・・・どうして・・・・・・」

 

乱平「ば、ばるとさん、いい事教えてあげましょうか」

ばると「どうせTARI TARI電子小説第3話が9月5日リリースされる』って言いたかったんだろ」

乱平(図星)

 

乱平「TARI TARIもいいけど、『ひなこのーと』もなんとかしろよ」

ばると「今はスロウスタートですね」

乱平「この尻軽!!!!!!!!」

 

 

 

『ベルサイユのばら』と『ズームイン!!朝!』は、同年に同局で放映が始まった

 

bakhtin19880823.hatenadiary.com

 

選定作品その2 『ベルサイユのばら

 

 

ベルサイユのばら (1) (集英社文庫)

ベルサイユのばら (1) (集英社文庫)

 

 

大豆生田「『ベルばら』って、アニメになってたんですか。

 わたし宝塚歌劇の『ベルばら』なら知ってるんですけど」

傷の癒えないばると「お母さんが宝塚ファンだったとかかい?」

大豆生田「そうなんですよ!」

ばると「俺の母さんもなんだ

大豆生田「えっほんとですか(´∀`)」

 

京王閣(いまのばるとさんの発言はいいんだろうか・・・

 けっこう捨て身だぞ・・・)

 

ばると「京王閣くぅん

京王閣「ヽ(;゚д゚)ノ ビクッ!!」

ばると「『ベルサイユのばら』は1979年に日テレ系で放映開始なんだよ。

 1979年に始まった日テレの有名なテレビ番組といえば……」

 

京王閣「まぁ『ズームイン!!朝!』ですよね」

 

ばると「ぼくが観ていたのは福留(功男)さんが司会のときだ」

京王閣「ぼくが物心ついたらもう末期でしたよ。ジャストミート福澤(朗)に司会が変わっていて、福留アナは他局の番組の方の印象が強かったですね」

ばると「だからもう『ズームインの初代司会は徳光(和夫)だった』とか下の世代に言っても、まったく『通じない』んだよね」

京王閣「あんたが生まれる頃には、もう徳光はズームイン降りて『プラス1』の初代司会になってただろ」

ばると「さすがにそれは大学に入ってから仕入れた知識なんだな」

 

大豆生田「???????(・・;)」

 

京王閣「ほら、大豆生田さんが置いてけぼり」

ばると「えーっと、『ズームイン』っていうのは、今の『ZIP!』の時間帯、つまり日テレの平日朝にやっていた番組だよ」

大豆生田「ああ、『ZIP!』って、桝(太一)さんが司会のやつですよね!」

ばると「その枠だよ『ズームイン』は。

 番組が始まると、日本全国をリレー中継して各地の天気を伝えていくんだ・・・・・・(恍惚)」

京王閣「昭和生まれの自分語りが出た」

ばると「うるせえ京王閣!!

 

 

大豆生田「『ベルサイユのばら』の話でしたよね」

ばると「うーん、正直、『ベルばら』より『ズームイン』のほうを語りたくなってきた」

京王閣「ダメだろそれじゃあ!!」

 

ばると「『ベルばら』の原作についてなんだけど、この漫画、週刊連載だったんだよ」

京王閣「少女漫画なのに? 少女漫画っつーと、月刊のイメージですが」

ばると「クフフ・・・

京王閣「あやしいなあ」

ばると「『ベルサイユのばら』の掲載誌は『マーガレット』だったんだけど」

京王閣「ええ。」

ばると「当時マーガレットは、週刊だったんだよ」

京王閣・大豆生田「えーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

 

大豆生田「週刊の少女漫画雑誌があったんですか!?(混乱)

『少年ジャンプ』みたいに?」

ばると「そうだよ、『アタックNo.1』も『エースをねらえ!』も週刊連載」

京王閣「今とずいぶん違うんですね、『花とゆめ』とかでも、月2回刊であって、週刊の少女漫画雑誌って、見当たらないですよね?」

ばると「『マーガレット』だけでなくて、『フレンド』や『少女コミック』も週刊だった時期があるんだ。

 おれは中学時代に、こういった事実を知って、愕然としたね。

『少女漫画にもこういう時代があったんか!!』って」

 

京王閣「完全にブログ違いになってきましたね……。

 アニメやテレビじゃなくて漫画の話だけど、ばるとさんは、中学の頃から相当なキモヲタの素養、いや、マニアの素養が、おありだったのですね・・・・・・」

ばると「そうじゃなきゃブログなんて書いてないよ

 

大豆生田、『TARI TARI』に感激する

【前回まで】

ばるとは、『なんだろう』(マスコットキャラ)登場以前の日テレ系アニメから、12作品を選び出し、時系列順に講釈しようとして、『赤き血のイレブン』から語り始めようとしたが、あまりの馬鹿馬鹿しさに桐生乱平が激怒してしまい、乱平に部屋から出ていかれた挙げ句、突如窓ガラスに屋外からサッカーボールを放り込まれ、ガラスの破片で負傷してしまった。 

 

病室

包帯を巻かれたばると「『ベルサイユのばら』なんだよなあ・・・・・・」

京王閣「しゃべると傷口が開きますよ!」

ばると「・・・・・・テレ玉テレビ埼玉)でさあ・・・・・・」

京王閣「日テレのはなしじゃなかったんか」

ばると「夕方枠で『ベルサイユのばら』の再放送があったんだ、つい最近の話だよ」

 

 

ベルサイユのばら (1) (集英社文庫)

ベルサイユのばら (1) (集英社文庫)

 

 

京王閣「『つい最近』っつっても、あなたが東京に居残ってた時分でしょう?」

ばると「・・・そうだけど、とにかく途中から観始めたんだ、もう長浜忠夫は降りていて、完全な出崎(統)アニメだった・・・・・・」

京王閣「『ベルばら』ってなんで監督が変わったんですか」

ばると「それを話すと長くなる・・・・・・」

 

 

大豆生田はるかがお見舞いに来た

 

大豆生田「ばるとさん!!

 無事で良かった・・・・・・」

ばると「ああ、ありがとう、大豆生田さん・・・」

大豆生田「ばるとさん、TARI TARI』観ました!!!!!!!

 乱平くんと一緒に!!!!!!

 

 

bakhtin19880823.hatenadiary.com

 

ばると「( ゚д゚)」

 

✕ ✕ ✕ ✕ ✕

 

場面転換

「アニメを考える会」の活動部屋

 

乱平がふんぞり返っている。

 

薬島誠「(ニヤけながら)よぉ、乱平、

大豆生田とふたりで『TARI TARI』の上映会をやったそうじゃないかwww」

 

広島剛「さいたまの自分の家に大豆生田さんを上がらせたんだってな?

 (・∀・)ニヤニヤ」

 

乱平「イジメる気ですか・・・ぼくらもう大学生ですよ( ´д)」

誠・剛「なんにもなかったのか?!

 

乱平の回想A

目を見張る両親。

 

「こ、こっちは、高校からの同級生の、おーまめうださん」 

 

乱平「なんにもなかったってば」

剛「TARI TARIの評価は・・・・・・」

乱平「泣きました

誠「大豆生田が? 何話で?」

乱平「ほとんど毎回・・・・・・泣いていなかった回のほうが少なく・・・・・・

 とくに5話とか6話とか8話とか13話とか」

 

乱平の回想B

(最終13話が終わった直後)

 

大豆生田「(泣き腫らした顔で)ねえ!! これで終わりなの!? 

 続きはないの? 5人が卒業した後は!?

 田中くんと紗羽は、あのあとどうなったの!?

 

✕ ✕ ✕ ✕ ✕

 

ふたたび、ばるとの病室

 

大豆生田「へっきゅしゅん!

 

ばると「お」

大豆生田「す、すみません(^_^;)」

 

大豆生田(だれか知らないところでわたしの話してる・・・?)

『赤き血のイレブン』(1970年)

前回のあらすじ

ばるとは、日本テレビ開局記念日に便乗して、『なんだろう』(マスコットキャラ)が登場する前に放映開始した日テレ系アニメで、独自に12作品をピックアップした。

 

ばると「で、最初は『赤き血のイレブン』ね。これ実は原作者梶原一騎なのよね。日本初のサッカーアニメで間違いないんだけど、アニメどころか、日本だと当時はサッカー漫画すらまったくなかったと思うのよね。

 

    前回乱平くんに話したように、大昔にキッズステーションで放映してたのを偶然目にしたことがあったのよ。主人公の名前も忘れたけど。たしか『キャプテン翼』に、この作品の登場人物の名前から拝借したキャラクターがいたとかいなかったとか……」

 

乱平「どっちなんだよ、はっきりさせろ」

ばると「やだw」

乱平「やっぱり帰らせて頂きます

 

研修室から去っていく乱平。

 

ばると「(゜д゜)」

京王閣「引き留めなくていいんですか!?」

 

ばると「京王閣くん……ヴェルディ川崎って、知ってる?(´・ω・`)」

京王閣「引き留めましょうよ乱平くんを!!」

ばると「強かったんだよ、ヴェルディ。初期のJリーグで。今や見る影もない(´・ω・`)」

京王閣「なんでJリーグの話になってるんですか💢

    はやく、乱平くんを!!」

 

ガシャアアアアン

 

京王閣「うぎゃあはああ」

 

京王閣「ま、窓ガラスが粉々だ!」

 

京王閣「……サッカーボール?

 

京王閣「サッカーボールを、誰かが、この部屋目掛けて、蹴り飛ばしてきたのか!?

 

    いったい誰が」

 

赤き血のばると「京王閣くん、ヴェルディ川崎の前身って、日テレや読売新聞の系列みたいなクラブだったよね、『読売クラブ』?」

京王閣「忘れました、あんたがガラスの破片で血だらけになっちゃったから!!」

 

救急車を!!

 

 

『なんだろう』登場以前に放映開始した日本テレビ系アニメで興味を惹く番組12選 プロローグ

出席者

  • 京王閣(ハンドルネーム)
  • 桐生乱平

 

キユーピー3分クッキングを観ながら)

 

ばると(エセ講師)「えーと、京王閣くんだったら、きょうは何の日だか、わかるよね、フッフーン」

桐生乱平「なんですかその『フッフーン』って、ふざけないでよ」

ばると「乱平おまえには訊いていない!!!!!!

乱平「( `д´) ケッ!」

ばると「あ、もしかして『おもいッきりテレビ』観たことないの?

かわいそ~wwwww

乱平「おれかえる」

 

ほんとうに退出しようとする乱平。

 

ばると「や、やめて(;´Д`) これからが本番だから」

乱平「おれはアニメ以外の番組は観ない!!

京王閣「マァマァ(((ノ´ー`)ノ この人(ばると)が変なこと言ったら、椅子を投げつけてやればいいんですよ」

乱平「( `д´) チッ…(しぶしぶ席に戻る)」

 

乱平「あ、どうも、はじめまして、桐生乱平といいます……」

京王閣「どうもどうも、わたしは京王閣です。ハンドルネームですけど」

乱平「ばると(呼び捨て)は何でさっき、『フッフーン』とか言ったんですか?」

京王閣「それはですね、おもいッきりテレビ』という番組の内包コーナーで『きょうは何の日』というのがあって、その『きょうは何の日』というコーナーの『ジングル』が、『きょーはなんのひ、フッフーン』みたいな歌だったんですよ

 

椅子から転げ落ちる乱平。

 

ばると「あ! 乱平くん大丈夫!?(゜o゜;」

乱平「ばるとさん馬鹿じゃないのあんた!?

 

京王閣(まぁ、「フッフーン」は、ばるとさんのうろ覚え的な旋律にすぎないがーー)

 

 

京王閣「きょうが何の日かぐらい知ってますよ……というか、放送ヲタク的には、こう答えればいいでしょ」

 

8月28日は、日本テレビの開局記念日

 

乱平(そうだったのかよ……)

 

ばると「ということで、それにかこつけて、日本テレビ系列で放映されたアニメを振り返っていきたいんですが。

なんだろう』っていうキャラクター、知ってるよね?」

乱平・京王閣宮崎駿が作った日テレのマスコットキャラ

ばると「はい! 息もピッタリ!! 

じゃあ、『なんだろう』はいつから使用されているのかな?

 

乱平「え・・・・・・(゜o゜;) (言葉に詰まる)」

京王閣「(すらすらと)1992年からです。たしか当初は1年間限定で使われる予定じゃなかったかな。でも人気が沸騰したから使用が継続された。比較的最近(2012年末)まで、日テレの番組のエンドクレジットにも出ていましたよね」

乱平「え・・・・・・(゜o゜;) (言葉に詰まる)」

 

ばると「さすがテレビ博士!!

京王閣「いや~それほどでも」

 

 

ばるとが選んだ、『なんだろう』登場以前に放映開始した日本テレビ系アニメで興味を惹く番組 ベスト12

 

乱平「あんた観てない作品選んだだろ。たしか『ミラクジャイアン童夢くん』ってマスターテープがだめになったって聞いたぞ。

 まぁ、マスターテープ云々は都市伝説にしても……観たアニメの量が少ないあんたが、これらの作品を最初から最後まで視聴したなんて考えられない」

ばると「たしかに『ミラクジャイアン童夢くん』はちょっと今後もだめかもな。ちなみに乱平くんは、そのほかは全部観てるの? 

 アニメ博士。」

乱平「『赤き血のイレブン』や『ドリモグだァ!!』は流石に……」

ばると「『ドリモグだァ!!』は観たことないから敢えて選んだんだけど、『赤き血のイレブン』は僕は観たことがあるよ」

乱平「(~_~;)くっ……」

ばると「キッズステーションで15年以上前にたまたま流れてるのを観ただけだけど

乱平「あんたそれ、どうせ『1話か2話ぶんケーブルテレビでたまたま放映されてたのを目撃した』ってだけだろ!?

ヽ(`Д´)ノウワァァァン!! 詐欺じゃねーか!!!

 

次回 12選の中身

テレビアニメ『るろうに剣心』の主題歌について思いっきり主観的に書いてみる(『そばかす』編 プロローグその3)

1996年 『るろうに剣心』を放映していたフジテレビで アニメ放映の件で ふたつの大きな動きがあった

 

  1. 長期アニメ『キテレツ大百科』の終了
  2. 世界名作劇場」の地上波最終作品『家なき子レミ』放映開始

 

2に関しては 語弊があるかもしれない 『家なき子レミ』が終わったのは97年3月 事後的に世界名作劇場の地上波最終作品となったのであって 僕の記憶からすれば 後番組の『中華一番!』(97年4月)が突然始まったーーそれはつまり 世界名作劇場が突然終わったような認識を与えたということ しかしながら 『家なき子レミ』の前番組の『名犬ラッシー』が全25回 なおかつ 放映期間たった7ヶ月で終わった時点で 僕より年長の人には 世界名作劇場の終幕が 意識されるようになったのではないだろうか…

 

1に関しては あまり説明はいらない ただしそれは 僕と同世代の人間に向けてはーーの話で 『キテレツ大百科』 特に静岡県で ヘビーローテーションで再放送されていると聞くし スカパーリア充向けアニメ専門局の「アニマックス」でも かなりの頻度で再放送が繰り返されてきた印象 それに 僕が東京で生きていたとき それも2010年代に 独立ローカル局で 平日夕方 再放送していたのを視聴した記憶がある どのローカル局かは釈然としないが たぶんTOKYOMXで ほかの首都圏のローカル局でも もしかしたら再放送がなされていたのかもしれない 『キテレツ大百科』は 平成期において もっとも再放送されたアニメのひとつだ

だから 僕より下の世代の人間にとっても 『キテレツ大百科』について 説明をこころみることは 「無用」なのかもしれない が 88年生まれの僕は 『キテレツ大百科』を 日曜19時枠でリアルタイムで観ていた 奇しくも 1988年は キテレツが放映開始した年 ただ放映初期は僕は赤ん坊で とうぜん作品の晩年しかリアルタイムでは観ていないわけだけれども いまだに語り草になっている感動の最終回は かなり明確な記憶として構成されているのだ

さて 『キテレツ大百科』の後番組は 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』だった このアニメは 90年代生まれでも 日曜の19時にやっていたのを リアルタイムで観た記憶があるひとが多いであろう それに これまた「アニマックス」だが アニマックスでは ほんとうに狂気じみたレベルの頻度で 『こち亀』を再放送していて 現在に至る なのでたとえば 高松信司が監督だった時代の のちの『スクールランブル』(2004年)『銀魂』(2006年)に接続する アヴァンギャルドな作風をたたえたエピソードも かなり広い世代に浸透している

 

週刊少年ジャンプ」的な観点からいえば 『るろうに剣心』と『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は 同年・1996年の放映開始 さらには 恐らくローカルセールス枠で 全国同時ネットではなかったにしても 同じフジテレビで 『忍空』の後番組として 『みどりのマキバオー』が放映開始 好評だったのか 1年4ヶ月も放映が続いている

他局 テレビ朝日では 裏番組に視聴率を削られ 『スラムダンク』が尻切れトンボ的なかたちで放映終了 あとを追うように 原作が 巻頭カラーだった1996年27号を持って連載が途切れる*1 いよいよ「週刊少年ジャンプ」に 暗黒時代を迎えたプロ野球チームのような空気が たちこめてくる

スラムダンク』の後番組は 『地獄先生ぬ~べ~』 申し訳ないが 『スラムダンク』と比べると 存在感の薄い原作のチョイスだった 現在では 『地獄先生ぬ~べ~』という漫画作品が 複数の観点から再評価されていて作品の地位も向上している という現象を 把握していないわけではないし たとえば「スラムダンクよりぬ~べ~のほうが面白かった」と証言する 当時小学生の人間を 何人も想定できる

それでも 事後的に振り返っての話ではあるが 『マキバオー』と『ぬ~べ~』のアニメ化 そして『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の単行本が100巻に達することにかこつけて (週刊漫画としては)『ギネス記録』であることをしたたかに吹聴しながら 『こち亀』を担ぎ上げて アニメ化にこぎつけたこと これらの出来事は じつは いわゆる『ジャンプ暗黒期』の 裏返し的な現象であった

 

当時僕は小学校低学年 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の通算100巻・連載1000回というこち亀フィーバー』を『こち亀フィーバー』として純粋無垢に受け止めていた しかも テレビアニメが始まることに ワクワクしていた

 

連載開始から20年も経った『こち亀』が、今になってアニメ化されるなんて!! 

 

さあ あなたは ↑のこのセリフを どちらに解釈するだろうか 「どちらに」というのは 「正」の意味か 「負」の意味か 当時鼻タレ小僧だった僕にとって

 

連載開始から20年も経った『こち亀』が、今になってアニメ化されるなんて!!  

 

というのは 感激だった なにも知らなかったから いや ジャンプがマガジンに売り上げを抜かれたことは 実は認知していたのだが それでも『こち亀』がテレビアニメ化されることは 驚きであり 感激だった

振り返ってみると 通算100巻・連載1000回で『フィーバー』を起こしたことからは 編集部の必死さと焦りが汲み取れるし たとえば僕より上の世代にとっては 『弾切れ』… もとい この期に及んで『こち亀』を担ぎ上げることが 通算100巻・連載1000回という事実は喜ばしかったにしても 『ジャンプが危ない』という意識をいっそう強くして つまり

 

連載開始から20年も経った『こち亀』が、今になってアニメ化されるなんて!!  

 

という響きは ネガティブな『詠嘆』だったのではないかと 僕は推察するのである

 

 

 

 

 

ところで 今回 『るろうに剣心』のことを まったく書いていないが 『るろうに剣心』と『こち亀』で 共通点がある それは 『るろうに剣心』を当初作っていた制作会社と『こち亀』を終始一貫して作っていた制作会社が 同じだったことだ

その制作会社の名は 『スタジオぎゃろっぷ

 

つづく

次回予告 96年付近における日本のテレビアニメの「危機」について(予定)

*1:「ジャンプ」側はかなり根に持っていたらしく ジャンプ・コミックスのカバーにおいて 『スラムダンク』を「既刊31巻」扱いにしていた たとえば手元にあるジャンプ・コミックスだと 『シャーマンキング』第1巻 これは初版ではなく 2001年発行の第20刷だが 巻末カバーのジャンプ・コミックス紹介欄で 『ドラゴンボール』の名前がないのに 『スラムダンク』を既刊扱いにしている

テレビアニメ『るろうに剣心』の主題歌について思いっきり主観的に書いてみる(『そばかす』編 プロローグその2)

 

bakhtin19880823.hatenadiary.com

 

↑の記事のつづき

 

テレビアニメ『るろうに剣心』の放映開始は1996年1月 同名の原作漫画の 「週刊少年ジャンプ」における連載開始は 1994年 

90年代生まれの 僕より若い世代であっても 社会人としてバリバリ頑張っているーーそういった人々が多くなった ある意味 88年生まれでずっと無職の僕よりも いや 「ある意味」は要らない あなたたちは僕の人生の先輩なのだ

 

ただ 僕とあなたたちの違いがある 生まれた年は動かせない テレビアニメ『るろうに剣心』の放映期間 そして原作漫画『るろうに剣心』の連載期間は 僕の小学校時代(1995~2000年度)のなかに ”ほぼ”含まれる ”ほぼ”と言ったのは もちろん原作漫画の連載開始が1994年であり 僕が小学校に入る前だからだが どうでもいい

ここで肝心なことは これを閲覧しているあなたが もし1990年代中期 いや「90年代中期」というのは 逃げ腰だな これを閲覧しているあなたが もし1994年から1996年の生まれーーつまり 『るろうに剣心』という作品が展開されていく初期の 生まれだったとしたら テレビアニメや (もちろん去年からジャンプスクエアで再開される前の)原作漫画を リアルタイムで認知したことはないのではないか 

週刊少年ジャンプ」での連載終了が1999年 もしあなたが1994年生まれだとしたら 5歳 あなたは未就学児だ 僕は 小学校に上がるまえ あまり漫画を読むことの出来た記憶はない 

「ジャンプ」つながりでいうと 『幽☆遊☆白書』が連載を終了したのが 1994年 保育園の年長さん つまり僕はまさに未就学児であり 『幽☆遊☆白書』の波乱の連載終了を リアルタイムで 認知しなかった

しかしながら 小学校に上がったあと 『ドラゴンボール』(1995年終了)と 『スラムダンク』(1996年終了)が 連載終了した という「出来事」は リアルタイムで はっきりと知覚した経験がある 

未就学児は どれだけ漫画を読めるのか

 

いつものように 著しく脱線してしまう ブログの記事 げんざい 僕が この記事で何が言いたいのかというと 

 

90年代に『るろうに剣心』が作品展開されていた頃の状況

 

これを伝えたかった 要するに 文庫本のうしろについてくる「解説」みたいなことがやりたかったのだ

 

ところで 「作品解説」とは なんのためにあるのだろう? いや この水域にまで踏み込んでしまうと いつまでたっても 本来のテーマである テレビアニメ『るろうに剣心』の第1主題歌『そばかす』の解釈に 進めなくなる

解釈!

 

そうだ 僕のようなドシロウトに「解」みたいな高度なことが できるはずがない ならば「解」をやればいいのだ 不偏不党の立場に 僕は立つことができない 『るろうに剣心』の 解釈 ただし 僕は 『るろうに剣心』の作品解釈は できない 原作漫画は京都編の初期で挫折 テレビアニメ版も全話を通して観たわけではない じつは 『そばかす』が主題歌だったころのアニメ本編を ほとんど知らないのだ

 

じゃあ何も書くな」 声なき声が 脳髄に響き渡っている これは自分との闘争 そして自分の中に巣食う「名無しの他者」との闘争だ 僕はなにをこれから「解釈」できるだろう それはーーせいぜい 「90年代に『るろうに剣心』が作品展開されていた頃の状況」と さきほど書いたとおり

るろうに剣心』のテレビアニメと原作漫画が、どういった文脈のなかで進行していったか

 

このことぐらいだ 僕が解釈可能に思うのはーー

 

さて このブログは アニメブログなので テレビアニメ版本放映当時の「文脈」のほうを 優先して記述するよりない

しかしながら この記述を可能とするには テレビアニメ版だけでなく 原作漫画と原作漫画の掲載誌であった「週刊少年ジャンプ」の当時の状況 そしてもしかしたら 国際的に知られた作品であるOVA(オリジナルビデオアニメ)作品の特に『追憶編』の話題も 持ち出さなければならなくなると思う というより そうするべきなのだ

これは かなりの長丁場になってくるぞ

 

 

つづく

次回予告 テレビアニメ版本放映当時の時代背景 

 

やはり俺の小松未可子論はまちがっている。

管理人ばると「最近、『俺ガイル(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)』を観返しているんだ」

薬島誠「それがどうかしたんですか」

ばると「あのさ、戸塚くんって出てくるじゃん」

誠「戸塚彩加(とつかさいか)くんですか?」

ばると「そう」

 

 

 ↑この子です

 

ばると「いわゆる男の娘(おとこのこ)的なキャラクターで、八幡*1が好意を寄せているような節(ふし)もあったよね」

誠「好意・・・・・・寄せてましたか? (;´Д`)」

ばると「いや、平塚静先生*2とならんで、八幡が好意を向けているような含みがあったキャラクターだと思うよ、戸塚くんは」

誠「平塚先生に?」

ばると「なんだよ、覚えてないのかよ、声豚垂涎(すいぜん)のアニメなのに」

誠「『声豚垂涎』とか言うなよ(#゚Д゚)!!

ーー平塚先生は柚木涼香さんでしたよね。それで?」

ばると「2期(『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』)の8話*3で、八幡が、『俺が10年早く産まれていたら、確実に(平塚先生に)惚れてしまっていた』みたいなこと、モノローグで語ってたろ。

 ちょうどきのう、その回を観ていたんだ」

誠「そうでしたっけ」

ばると「そうだよ」

 

誠「で、戸塚くんですか」

ばると「きみは戸塚くんの声優をもちろん覚えてるよね?」

誠「小松未可子でしょ」

ばると「さすが!! 即答!! 声豚ナンバーワン!!

誠「○(#゚Д゚)=(  #)≡○)Д`)・∴'.

 

 

管理人いわく、小松未可子には複数の「路線」がある。

1.男の娘路線

ばると「俺ガイル1期から3年さかのぼる*4と、『HEROMAN(ヒーローマン)』というアニメにたどり着く。このアニメは、小松未可子のデビュー作で、しかも主人公のジョーイくんを演じていたんだ……」

誠「あんまり観てませんでしたけど、中性的な少年役でしたよね」

ばると「そう、インターネットで『ジョーイきゅん』『ジョーイきゅん』って言われてた覚えがあるな。

 あの頃、『男の娘』なんて流行語、なかった気もするけど、戸塚くんほどあざとくないにしても、『男の娘』みたいな属性は、醸(かも)し出していたようなような…印象がある」

誠「『印象』じゃだめじゃないですか」

ばると「そうだね。ぼくも『HEROMAN』はあんまり観てなかったからね」

誠「もっとだめじゃないですか(# ゚Д゚)!!!

 

2.藤波竜之介路線

誠「藤波竜之介ってだれですか」

ばると「不勉強だな~

誠「あんたにはいちばん言われたかぁないわ!!!!!!

 

ばると「誠くん、『うる星やつら』観たこと無い?」

誠「あんまし……」

ばると「そっか。途中から出てきたキャラクターだから、知らなかったのかな」

 

誠「竜之介ってことは、また『男の娘』的なラインですか……でも80年代ですよね、あの作品が連載されていて、アニメも人気だったのってーー」

ばると「なんて君は甘いんだ、誠くん

誠「どっちがほんとうの意味で甘ちゃんなのかなあ(# ゚Д゚)!!!!!!!

ばると「だ。藤波竜之介は、竜之介って名前だけど、性別はだ」

誠「えっ・・・・・・(゜o゜;)」

ばると「不勉強だな~w

 ちなみに声優は、田中真弓さんだ」

誠「えっ・・・・・・(゜o゜;)」

 

ばると「おれが『声豚学校』の熱血教師だったら、

 

今すぐ顔洗って『うる星やつら』の原作読むかアニメ観て出直してこい!!!!!!!

 

 って叱っているところだったな」

誠「ばるとさん、あんた、性格悪いよ

ばると「(スルーして)まあ、『(名前からして)男だと思っていたら実は女の子でした~』系なキャラクターの『はしり』みたいなもので。

 小松未可子が演じた役で、実例をあげてみよう」

 

 

 

 

 

誠「『ニセコイ』のブルーレイジャケット……、

 これは、誠士郎(つぐみせいしろう)って名前で、サブヒロインのなかのひとり。

 ・・・・・・アッ(;´Д`)!!

 

ばると「ようやく気づいたようだね。

『(名前からして)男だと思っていたら実は女の子でした~』系の、典型的なキャラクターだ。

 ぼくは、完全に、『うる星やつら』の藤波竜之介にインスパイアされたキャラクターだと思ってる」

誠「『うる星やつら』をよく知らないので、微妙なんですが・・・・・・」

ばると「これが、若さか

誠「中途半端な池田秀一のモノマネはやめてください!!!!!

 

誠「ああ、いま、『青春×機関銃(あおはるきかんじゅう)』っていうアニメを思い出したところです。主人公の立花蛍(たちばな ほたる)くん、女の子である身分を隠してサバゲー大会に出るんですよね。

 で、立花蛍くんの声優が、小松未可子だったと…」

ばると「あれ、どの層に向けて作ってたんだろうね

誠「危険な発言はつつしんでくださいよ!!

ばると「せっかく中野英明さんの初監督作だったのに

誠「あんた、俺の言ってること耳に入ってんのか!?

ばると「ただ、個人的には、松岡くん*5を『見初(そ)めた』アニメだったわけだ」

誠「小松未可子から逸れちゃったな

 

そして、肝心な美少女役の分析は、次回に持ち越しとなる。

 

 

 

*1:『俺ガイル』の主人公

*2:八幡の「恩師」

*3:「それでも、比企谷八幡は。」

*4:2010年4月

*5:松岡禎丞(よしつぐ)、『青春×機関銃』のメイン声優のひとりで、OPテーマも歌っていた

テレビアニメ『るろうに剣心』の主題歌について思いっきり主観的に書いてみる(『そばかす』編 プロローグ)

 

るろうに剣心 Complete Collection

るろうに剣心 Complete Collection

 

 

 

オープニングテーマ

『そばかす』(JUDY AND MARY

『アニメソング』という言葉のイメージを 良くも悪くも変えた 

1996年1月の放映開始から使われていて ということは ぼくが 小学校1年の3学期だったころに 『るろうに剣心』のアニメも始まり この『そばかす』という曲も流れ始めたわけだ

 

ただ ぼくは 同年同月に始まった 『爆走兄弟 レッツ&ゴー!!』というアニメに 夢中になっており 『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』の30分後に放映されるアニメであるということも災いし 本放映時代 火曜に枠が移ってからも 徹頭徹尾 『るろうに剣心』の放送を観ることはなかった

 

著名なアニメなので スカパーで放映される頻度は 低くなかったはず ただし ぼくは原作漫画のジャンプ・コミックスを 先に読み始めた ただ 名高い「京都編」 その「京都編」の 発端の部分の近く? だったか 代打ヒロインである巻町操が登場したあたりで 挫折してしまった ジャンプ・コミックスを買い続け 読み続けるのに 挫折した 

しかしながら 原作漫画の話は ブログ違いなので これぐらいにしておくとして なんと 肝心のアニメ版を 自覚的に観始めたのは 大学生になってからだった

 

2007年だったと思う もう深夜アニメ中毒の初期状態で 1年生だったのに まともに出席できないという兆候が出始めたころだ

ぼくは当時 新作の深夜アニメの放映を渇望していた アニメに飢えていたのか オタクアニメ不毛の地に住み続けることに耐えられず上京したかのようで とにかく 誰にも邪魔されない環境で 学業をおろそかにして深夜帯のアニメ番組を観続けるという背徳的な行為に 熱心になっていた

 

速攻で契約したケーブルテレビの「セットトップボックス」を使い 電子番組表で 目を皿のようにして アニメジャンルの番組を検索・物色する 

裏番組の関係で 『DEATH NOTE(第3クール)』『のだめカンタービレ(第2クール)』といったアニメが視聴できなかったことを なぜか想起している ただ 原作の知名度が低ければ低いほど ぼくのストライクゾーンに入ってくる深夜アニメだった オリジナル企画だとなおよい はずだったのだが 敢えて具体的な作品の言明を避けるが 『sola』を除いて 少なくとも深夜枠限定では ぼくの情動を掻き回すような 魅惑的なオリジナルTVアニメは 存在しなかった 

2007年の春から夏にかけての話だ

 

 

で ここから本題なのだが ときどき 新作深夜アニメがなにも放映されない エアーポケットのような時間帯があって そんなときは 「アニマックス」や「キッズステーション」で放映される 旧作アニメを観るしかなかった

アニマックスで深夜に放映されていた『ど根性ガエル*1』だったり 果てはアニメというジャンルを飛び越えて 70年代特撮である『アイアンキング』の「ファミリー劇場」での深夜放映とか そういった作品群を視聴していた記憶ほど 不可解にも 脳内にたちのぼってくる

 

それで なにが一番いいたいかというと 

  • 新作アニメが放映されない時間帯
  • ケーブルテレビのCSチャンネルで放映される
  • 旧作アニメ 

 のなかのひとつに るろうに剣心が含まれていたのである…

 

つづく

次回予告

  • 『そばかす』という楽曲の分析

*1:もちろん、とんねるずがOPを歌っていないほう

『今度TARITARI観せて』

夜になり──

 

乱平「おまえ晩ごはんのアテはあんの」

大豆生田「実はないんだ」

乱平「しかたないなラーメンでも食いに行くか」

大豆生田「(っ'ヮ'c)」

 

乱平と大豆生田はラーメンを食べた

 

大豆生田「乱平くん、コーヒー飲みたい(っ'ヮ'c)」

乱平「腹壊さないか……(-_-;)」

 

ふたりは某カフェに行った

 

 

 

大豆生田「『タリタリ』ってアニメはとても人気があるのね、センパイ方みんな知ってた」

乱平「つっても世間の評価はバラバラだよ、『全然』っていう人もいれば、ばるとみたいに中毒みたいにハマってしまう人も──」

大豆生田「ひとまわり歳上の人を呼び捨てするのは良くないよ( ̄▽ ̄;)」

 

乱平「互いの違いを認められんヤツもいるんだよなあ」

大豆生田「?」

乱平「互いのアニメの好みが違うのは当たり前じゃん。

 

TARITARIにしたってそうなんだよ、『全然』って言うやつがいて当然なんだよ。

 

それを、『コイツがTARITARIを全然評価しないのは断固認められない』とイキがるやつが出てくるから、無用な争いが──」

 

大豆生田「身に覚えがあるの?( ̄▽ ̄;)」

乱平「でも、人は1人1人違うんだから、例えば自分が『カレイドスター』が『好き』でも、相手は『カレイドスター』が『嫌い』っていうのは、それは当たり前じゃん?」

大豆生田「なんでカレイドスターを例に出したのw」

乱平「過激な例を選んだ」

大豆生田「え」

 

 

大豆生田「でもさあ」

乱平「えっ」

大豆生田「自分が『このアニメが好き!』っていう思いがあるなら、ほかの人にもそのアニメを好きになってほしいと思うでしょ?」

乱平「そりゃそうだよ。オタクはそうやって作品を好きになってもらうように布教するものだよ。

でも、現実は、好き嫌いは人それぞれなんだよ……」

大豆生田「でも、ひとりでも多くの人が、自分が好きなアニメが好きだったら、嬉しいじゃん。

そう『願う』こと、『わたしのほかにもこのアニメを大好きなひとがきっといる!!』と『信じる』こと、それは自由なんじゃない?

乱平「ムッ…(´ヮ`;)」

 

大豆生田「なんというか、乱平くんは、アニメに対して達観しすぎなんだよね(^ワ^=)」

乱平「ぐっ……(手の甲が汗ばむ)」

 

 

意味深に微笑む大豆生田。

 

乱平「な…なんだよ」

大豆生田「なんでもなーい」

 

 

大豆生田「ねえ(少し身を乗り出して)」

乱平「だからなんなんですか」

大豆生田「乱平くん……

 

 

 

 

 

 

 

今度、TARITARI観せて(≧▽≦)」

ラブコメ禁止!?

なんだかんだで『ひなこのーと』をみんなで観よう、と言った管理人=ばるとだったが……

 

乱平「だめだ、ヤツは『TARI TARI』にいかれちまった

生奈「そりゃまたなんで」

乱平「続編小説ですよ……電子書籍で配信してるんです」

 

 

 

生奈「ふーん、まさか田中と紗羽がラブコメしちゃったりしてんの?」

乱平「そのまさかですよ」

生奈「マジで!?」

乱平「いや、イチャイチャしてるとかそういうんじゃないですけど、田中と紗羽の関係のその後が物語られるというかなんというか、まず紗羽が田中のことを……(ゴホン)」

生奈「なに、好きになっちゃったの?(っ'ヮ'c)」

乱平「いや、そういうことではないんですが、その続編小説の『第2話』でですね

(ゴニョゴニョ)」

生奈「はっはーん(っ'ヮ'c)(っ'ヮ'c)」

乱平「なんであんたらTARITARIの話になると田中と紗羽のことばっかになるんだ

 

誠「仕方ないよ、それほど人々の印象に残ってるんだよ」

乱平「トップクレジットは和奏なんですが」

 

乱平「ばるとさんは続編小説の第2話を10回以上読み返したようです」

生奈「早くない? ^^;」

乱平「『TARITARIの夏はまだ終わっていない』とか可笑しなこと言ってます」

 

海の家での紗羽の作画は面白いよね~髪型がいつもと違うからかな~

 

剛「あ、それ、4話?」

乱平「正確には3話の後半から4話まで『またいで』いたかと」

剛「ばるとさんよく見てるな~

ぼくなんか、水着姿の紗羽と田中がお互いに目が合って照れるカットしか覚えてないよ」

乱平「よく覚えてますね……」

 

 

誠「……」

 

(生奈と目が合う)

 

生奈「なに?(っ'ヮ'c)」

誠「い、いや何でも:(´◦ω◦`):」

 

 

誠(意外と黙ってる生奈の作画はいいもんだな、今まで気づかなかった、口が裂けても本人には言えんが……:(´◦ω◦`):)

 

 

剛「(  ㅍ_ㅍ )」

 

 

 

乱平「というか剛先輩まで田中と紗羽のこと言ってるじゃないですか結局!! なんなんですか作品よりカップリング人気か💢」

 

大豆生田「乱平くん、立ち上がってどっか行くの?」

乱平「ばるとにほかの作品にも目を向けさせに行く( º言º)」

 

 

駆け出す乱平。

しかし乱平の足に何かが引っ掛かり……

 

乱平「うわぁぁぁ」

大豆生田「ら、乱平くん、危ない!!

 

 

ドッシーン』

 

 

大豆生田「……(//////)」

乱平「(;´Д`)……」

 

 

生奈「ありゃまぁ(・∀・)」

剛「ラブコメ波動拳だ」

 

 

乱平「『波動拳』とか変なこと言わないでください( ˘・A・)」

 

大豆生田「」

 

乱平「ごめんな大豆生田」

大豆生田「トイレ!

(部屋をダダダダダ…と出ていく)

 

誠「ありゃまぁ(・∀・)」

剛「ラブコメ昇竜拳だ」

 

乱平「センパイ!! ヽ(`Д´)ノ

 

 

アニメをゼロからやり直す方法

東海道新幹線(東京行き)の車中

・肥満した、いかにもヲタクのような外見の、30歳ぐらいの男が、窓側の席で、車内販売のアイスクリームを食べていた。

 

 

 

 

× × × × ×

 

某大学の学生会館

「アニメを考える会」の活動部屋

 

広島剛「おまえお盆実家に帰るの」

薬島誠「帰るわけないだろ。アニメが止まっちゃうだろ。いくらネット配信が今は充実してるとはいえ……」

剛「でもいいよな実家近くて。群馬だろ? 広島*1はテレ東系が観られないんだよ」

誠「そりゃキツいな。岡山と香川はテレ東系のテレビ局があるんだっけ」

剛「テレビせとうちだな。

 まぁ、おれもことし広島に帰省する気はないけどな」

誠「そう言って、クライマックスシリーズになったらマツダ(スタジアム)に駆けつけるくせにw」

剛「まぁねw 今年はリーグ3位のチームには負けたくないww」

 

誠「ところで、管理人さんは、どうしちゃったんだろう? 暴露本みたいな回想記事書いたり、『精神科の薬飲み忘れた』とか変な日記とつぜんアップしたり

 

 

・ドアをノックする音

 

誠「はーい、どうぞ?」

 

管理人「やぁ

 

誠「か、管理人さん!? ( ゚д゚)

 

管理人「東京の空気はうまいなあ~」

 

 

 

大野生奈「あのー、たしか今住んでるのは山陰地方、でしたよね?

 どうしてとつぜん上京して来られたんですか(;・∀・)」

 

管理人「あのね、

 あのね、ぼく、アニメをゼロからやり直したいの

 

生奈「ゼロからやり直す!? 

 管理人さん、ことし30歳でしたよね? わたしや剛や誠と8歳も違うじゃないですか」

 

管理人「いや、年齢は関係ないよ。

 あと、管理人じゃなくて、『ばると』って呼んでくれよ」

 

生奈「30年も生きてきて、人生のそれなりに多くの時間をアニメに費やしてきた人間が、アニメをゼロからやり直すなんて、相当むずかしい気が……(;´Д`)」

 

ばると「あのね、ぼくがね、今まで『ちゃんと観た』アニメ作品の数、数えてみたの。

 そしたら、280作品しかなかったの。全話観たって言い張れるのは、もっと少ないし、大半の作品はうまく思い出せない」

 

生奈「わたし観たアニメの数なんか数えようと思ったこともないですけど、280も蓄積があったら、尚更そのストックを帳消しにするのはむずかしい気がするのですが……」

 

いいや、そんだけ生きてきて、たったの280本しか観てないのは、少なすぎます

 

生奈・誠・剛「乱平!?

 

桐生乱平「そんだけ生きてきて300本未満ってのは、逆にゼロに近いんじゃないですかね……

 

向かい合う、乱平とばると。

 

真面目な顔で、ばるとを凝視する乱平。

泰然自若とした表情で乱平を迎え撃つばると。

 

乱平「ばるとさん、ふたつ方法があると思うんですけど。

 

ひとつは、観たことがないアニメを、ひとつひとつパズルのピースを埋めるように消化していく方法

 

もうひとつは、今まで観てきたなかで、『好きだ!』とほんとうに言うことができるアニメを、なんべんもなんべんも繰り返し観て、血と肉にする方法

 

 ぼくがオススメするのは前者(観たことがないアニメを観る)ですかね……」

 

ばると「いや、ぼくは後者(好きなアニメを繰り返し観る)のほうがいいな」

 

乱平「なんでですか?

 

生奈・誠・剛「……!!」

 

ばると「そのほうが簡単そうだし」

 

ばるとに詰め寄る乱平。

 

乱平「あんた、ラクそうな道をどこまでも選ぶ気か!?

 

ばると「ラクそう、とは言ってないだろう? 簡単そうだ、とぼくは言ったのさ。

 いばらの道を歩くことが、いつでも正しいとは限らない」

 

乱平「そんなこと言ってるようじゃ、カレイドスターtrue tearsのことばっかり話し続けて終わりだろうな。

 あのねえ、アニメ作品が好きな人間と、アニメが好きな人間は、違うの。

 あんたは、特定のアニメ作品のファンではあっても、アニメ自体を好きになることなく終わるだろうな

 

大豆生田はるか「ら、乱平くん……

 

乱平「なんだ、いたのか大豆生田」

 

大豆生田「乱平くん……?

 ほんとうに、そうなのかな……?

 アニメ作品が好きな人と、アニメが好きな人って、ほんとうに違うのかな……?

 

乱平「あのな、大豆生田……。

(意地悪そうに)特定のアニメ作品にハマった人間が勘違いして『自分はアニメマニアになれる!』と思い込むとか、特定のアニメ作品の信者がその作品を持ち上げるためにほかのアニメ作品に対し不遜な態度をとったり不道徳な行動に出るとか、そういった悲しい歴史が繰り返されてきたんだよ

 

大豆生田「でも、そういう人ばかりじゃないでしょ?

 

 わたし、管理人さん、あ、えーと、ばるとさんは、そんな人じゃないと思う」

 

乱平「(不敵な笑みで)まさかね

 

 

ばると「……。

 

 アニメから抜け出せなくなった理由は、『アニメ雑誌カレイドスターを黙殺している!』ということだった。

 カレイドスターを観て、『俺はアニメマニアになれる!!』と思ったわけではないけど。

 『マスメディアが特定の作品を黙殺しているから……』というのは、かなりヘソ曲がりの理由だったのは、自覚してる。

 

 それに、カレイドスターtrue tearsに入れ込むあまり、特定の制作会社や作品に対しアンチのような立場を取ったことも認める。

 具体的に言えば、京都アニメーションと『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』だよ……。

 さらに、近年になって、特にカレイドスターの地位をおびやかすような、人気も評価も図抜けて高い作品が何作か出てきた。

 そんな作品に対して、ろくすっぽ観てもいないのに、攻撃的な発言をおもにTwitterでしてきたという事実も、認める

 

肩を落とすばると。

 

大豆生田「……(´・ω・`)」

 

ばると「乱平くんよ。

 俺は、老婆を殺したラスコーリニコフかもしれんな

 

乱平「意味がわかりませんが」

 

ばると「だとしたら、シベリアに流されて、生まれ変われるかもしれないじゃないか

 

乱平「( ゚Д゚)ハァ?」

 

ばると「……(弱々しく)ちょっとはラノベ以外も読んだほうがいいと思うぜよ、乱平くん」

 

乱平「小説は関係ねえだろ💢」

 

ばると「(弱々しく)そうだな……。

 この15年間、ウネウネと蛇行し続けてきた、あっち行ったりこっち行ったり。

 そろそろ腹を括るべき時が来たか……」

 

乱平「意味のわかんねえことばっか言ってんじゃねえよ」

 

ばると「乱平くん……。

ひなこのーと』を一緒に観ないか

 

乱平「だから、意味わかんねえ話の脱線すんなよオッサン!!

 

生奈「ブフッ∵(´ε(○=(゚∀゚ )」

 

乱平「会長!!!!!! なんで殴るんだよぉ」

 

会長の生奈「ばるとさん!! わたしも『ひなこのーと』観ます!

 全然ああいうアニメ詳しくないんで。

 言うなれば『ゼロ』ですかw」

 

誠「おれも実は『ひなこのーと』は途中で止まってるからちょうどいい機会ですねえ。富田美憂だったり高野麻里佳だったり、伸び盛りの若手の演技をじっくり観てみたい」

 

剛「おれも『ひなこのーと』はOPとEDだけなんですよww」

 

大豆生田「( ゚д゚)ハッ! じゃ、じゃあ、わたしも『ひ・な・こ・の・ー・と』?

 観ます!! ばるとさんや、センパイたちと!!

 

 

 

乱平「(・д・)チッ」

 

 

 ↓ひなこのーと』第1話

 

 

 

*1:名字と同じで紛らわしいが、広島剛の地元

管理人様の日記 20180806(随時更新)

  • 起きた時間  思い出せない
  • 精神科の薬を飲み忘れたことに気付き、飲む
  • TBSチャンネル(ケーブルテレビ)で朝から『けいおん!!』がやっている
  • きょうはTBSチャンネルで『酒場放浪記』がやらないことが発覚し絶望する
  • ローソンで生活費を下ろし、吉野家でカルビ丼を食べる
  • スタバに行く 元気がないので店員さんへの受け答えがぞんざいになる
  • フローベールの『感情教育』下巻を読もうとしたが1ページで飽きる
  • いつもより大幅に短い滞在時間でスタバを出る
  • ローソンで夜までの食事を買う  2884円  くじを四回引く 当たりが一本あった
  • アパートに帰ってお好み焼きと出雲そばと握り寿司を食べ、モンスターエナジーと缶コーヒーを飲む
  • 寝転んでひたすらSpotifyで音楽を聴く
  • 残っていたそうめん2玉を作り、残っていた大根キムチを乗せて食べる
  • PCがないと耐えられず、母さんに泣きついてばふちんタウンの実家に連れて行ってくれるようせがむ
  • 夕方に実家に送ってもらってPCを確保し、またばふちんシティに輸送してもらうことになった
  • ねむい  -13:19

ぼくをはてなダイアリーに導いてくれたひと

最初はmixiで日記を書いていただけだった

 

はてなダイアリーを始めたのは サークルのOBのかたの影響だ 几帳面なひとで 自分のはてなダイアリーを毎日更新していた それは 「生活の実況中継」ともいえるもので ぼくは そのはてなダイアリーを読むのが 好きだった

先進的なひとで 『ひだまりスケッチ』のTVアニメ版が始まる前から 「まんがタイムきらら」系の四コマ漫画を 賛美しておられた ひと昔前は いわゆる美少女(日常系)四コマは キワモノ扱いであったが 時代は変わった

 

ぼくには妄想癖があった

あたまのなかの空想が なくならなかった なんとしてもぼくの中のイメージを 外部に放出したかった その表現手段を 最初は小説だと思っていた

 

「なんとしても文章で身をたてたいんです」

「うちの学部のヤツはみんなそう思っているよ」

 

こういう会話を (先ほど紹介したOBのかたではない)サークルの先輩と したことがあった

表現手段が小説だ というのは 実は建前で 口では「文章で身を立てたい、創作がしたい」と言いながら なにも書いていなかった かと言って 漫画やアニメにシフトするのは もう遅いと思っていた 自分は絵を描けないから…と 決めつけていた

 

しかし ぼくはどんどん アニメの泥沼にはまっていく

ぼくにはてなダイアリーの魅力を教えてくれたOBの方と こんな会話をしたことがある

 

「自分には文学しかないと思うんです」

じゃあなんで君はアニメばっかり観ているの?

 

高田馬場駅で 乗り換えでそのOBのかたと別れる間際だったと思う こういうやり取りがあって 図星で 自己矛盾を 痛いほど気付かされた

 

はてなダイアリーでも大したことを書いていない 大した本も読まない アニメばかり観ていてアニメの話ばかりしている しかもアニメの知識は表層的なものに留まっているのがすぐバレてしまって 八方塞がりだ

絶望へのカウントダウンは着実に迫ってきていた