死ぬまでオタク

(基本的に)テレビとアニメしか観ません

【アニメを考える会】乱平くんをお仕置きしてやりたい!!

わたしの名前は大豆生田はるか。

大豆生田は「おおまめうだ」って読む。

さいたま出身。

 

同じ高校の桐生乱平(らんぺい) くんと、同じ大学に進み、同じサークルに所属している。

 

アニメサークル

『アニメを考える会』っていうんだけれど、『アニメを考える』って一体どういうことなのか、未だにわからない。

 

あ、でも、乱平くんは、始終、アニメのことばっかし考えてそうなタイプw

 

高校時代から、乱平くんはそうだった。

 

 

乱平くん、アニメのことしか考えてそうにないから、大学の勉強がほったらかしになってるんじゃないの? と不安になる。

 

そういや、そもそも、乱平くん、大学でなにを専攻してるんだろう。

 

 

美術史だよ」

 

わたし「ほんとに!? 今始めて知った」

乱平くん「おいおい…」

わたし「どうして美術史?」

乱平くん「アニメに近そうだから」

わたし「あ、そう。」

 

わたし「好きな画家、いるの?」

乱平くん「えーっと……」

 

おいおい。 

 

わたし「わたし、ミレーなんか好きだな」

乱平くん「ミレーって誰だっけ

わたし「!? 『落穂拾い』や『晩鐘』の作者だよ。わたしだって知ってるレベルなのに…」

 

乱平くん「・・・・・・」

 

 

 じわじわ、

「怒り」みたいなものが、

せり上がってきた。

 

わたし「乱平くん!

 4年で卒業できないんじゃないの?

 学部で、なんにも勉強してないんじゃん

乱平くん「いや、単位はとっているけど、忘れるーー」

わたし「ミレーも?

乱平くん(コクリとうなずく)

 

わたし「それは勉強したうちに入らないよ……。

 アニメと違って、片っぱしからアタマから抜けていくんだね、絵や画家のこと。

 

乱平くん「いや……、観たアニメのことも、そんなに長い期間アタマのなかに留まっているわけじゃないよ

 

わたし「(怒って)じゃああなたにとってアニメって何なの?

 あなたの好きなアニメ作品っていったい何なの!?

 

 

乱平くんのバカ!

 

 

わたし「なんでそこで無言になるわけ? 

 もしかして好きなアニメ作品が何かすら答えられない、言えないの!?

 

 

乱平くんのバカ💢「・・・・・・」

怒ったわたし「・・・・・・

 

 

 

乱平くんのバカ💢💢「いや、図星、つかれちゃったなーってw

 

 

 

 

竹刀の代わりになるようなものが、周りにないか探していた。

 

この場で乱平くんを、

おしおきしたかったのだーー。