【アニメを考える会】クロスロード

桐生乱平「かいちょー、わざわざ冬休みに学生会館まで呼び出さなくても……。

　さいたま民の気持ちも考えてくださいよ」

会長・大野生奈「……（遠くを眺めるような眼）」

乱平「どうしたんですか、会長」

大豆生田（おおまめうだ）はるか「ﾊﾞｶｯ乱平くん、会長は福岡から上京して一人暮らしなんだよ。さいたまで実家ぐらしのわたしたちとはわけがちがうの」

乱平「(；´-ω-`)ｼｭﾝ」

大野生奈「ま、いいの、それは。上京４年めで、ホームシックとか関係ないでしょ」

はるか「４年目といえば……生奈さんは、卒業後、どうされるんですか？」

生奈「ん、わたしは院進（大学院進学）だよ」

薬島（くすりじま）誠「ガンダム作りたいんだもんな」

生奈「（マーカーペンを誠に放り投げつつ）まぁそれとは関係なしに、理系（理工学部）だしさ、文系とはぎゃくで、院進学が堅実な選択肢」

広島剛「誠はこの先どうするの？」

誠「ーーーーーーーーーーー」

剛「おい」

誠「剛は……数学の、せんせいか」

剛「あいにく、教職の単位、きわめて順調でね」

チラシの裏

広島剛と大豆生田はるかは、教育学部（教員養成系）の先輩・後輩である

剛「なんだか、おれと生奈、似たもの同士だね」

生奈「(＠_＠;)え！？」

剛「だっておれとおまえどっちも理系じゃん。

　おまえが目指すところは、ロボット工学。

　で、おれの専攻は、数学」

生奈「(・_・;)たしかにそうだけど……」

はるか（誠先輩が、ふたりを見て、苦笑いしてる……。

　なんか、つらそう）

乱平「はるか」

はるか「ーーーーーー」

乱平「はーーるかっ！！」

はるか「∑(ﾟωﾟﾉ)ﾉｷﾞｸｯ！」

はるか「ご、ごめんね、下の名前で呼ばれ慣れてなくて、」

乱平「約束だっただろ？　『おおまめうだ（大豆生田）』じゃ長いし、呼びにくいってことで、合意の上で」

はるか「はい。」

乱平「はるかって、剛センパイと学部一緒だよな。

　ガッコの先生志望だろ？

　教科はなんなんだよ」

はるか「ブッブー」

乱平「(ﾟДﾟ)ﾊｧ?」

はるか「残念賞。

　わたし小学校の先生になりたいから」

誠「小学校の先生が出てくるアニメといえば」

剛「『ノエイン　もうひとりの君へ』」

生奈「『絶対無敵ライジンオー』」

誠「『みつどもえ』」

乱平「(´・ω・｀)……『ToLOVEる　ダークネス』」

誠「美柑の担任の先生、出番、そんなにあったか？　『ダークネス』で」

乱平「(´＞ω＜｀;;)」

生奈「乱平らしくないわねえ」

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