死ぬまでオタク

(基本的に)テレビとアニメしか観ません

【平成アニメ】ばるとの暴走する文体、そして……男女のもつれ!?

ばるとが書いてきた、「平成元年(1989年)テレビアニメ雑感」

まず昭和62年以前に始まり平成2年以後も続行したアニメ番組のなかで現在も継続しているのは『サザエさん』と『ドラえもん』だけ『まんが日本昔ばなし』は『ドラえもん』より放映開始こそ早けれど平成6年にローカル枠に左遷されいつの間にか打ち切りフェードアウト昭和63年に『それいけ!アンパンマン』が開始し苦難の道をたどりつつも現在存続しているのは救いであり昭和に始まり平成を全うしそうなテレビアニメは『サザエさん』『ドラえもん』『アンパンマン』この3作かと思われるそれにしても昭和63年には意外と収穫がああって前述の『アンパンマン』に加え『キテレツ大百科』『ハーイあっこです』『美味しんぼ』が長期番組になり『ハーイあっこ』は平成4年までいかにも地味ながらもしぶとく継続し『美味しんぼ』も平成4年まで本放送が続いて現在に至るまで断続的に再放送そして『キテレツ大百科』は後番組が決まらないまま平成8年まで日曜19時の激戦区で粘り続け某東海地区の都道府県での再放送ロングランをはじめとして地方局やスカパーなどにおいても放映は絶えることなく今に至るという認識があるのでなんだか終了したアニメ番組という感じがしない最終回はちゃんとあるが

 

昭和63年以前に始まり平成元年に終わったアニメ番組のなかで1年以上放映されたアニメを抽出すると4月にフジテレビで『ドラゴンボールテレビ朝日で『聖闘士星矢』いずれも昭和61年に始まりなにより両作「週刊少年ジャンプ」の連載作品であったが『ドラゴンボール』のほうは番組終了という感覚に乏しくいわばシームレスに続編『ドラゴンボールZ』に移行それでも製作側としては題名変更とともに主人公を悟空から悟飯にするつもりだったらしくたしかに改題と同時に本編の雰囲気が著しくとはいかないまでも変化はしているし原作漫画を鑑みてもそれはそうなので意外と『ドラゴンボール』と『ドラゴンボールZ』のあいだに溝は深いのかもしれないどんどん出番が減っていったキャラがいるということはどんどん出番が減っていった声優もいるということでありその逆もまたしかり一方『聖闘士星矢』のほうはアニメの最終回を思い出してみても星矢たちの闘いはこれからだ感が充満していて原作漫画も末期はかわいそうなことになってそれでも種々のゴタゴタがまとわりつきながらもアニメシリーズ自体は継続しているようなので秋田書店さまさまな感もあるが僕はなにも言わない秋改編においては9月にテレビ東京の『ミスター味っ子』10月にテレビ朝日の『エスパー魔美』が終わる演出を取り仕切っていた『味っ子今川泰宏『魔美』原恵一双方ともに昭和62年の開始当時は20代の青年監督で昭和末期にはほかにも事例があるが特に原恵一は『魔美』が終わってから海外放浪の旅に出たらしくまさに青春の終わりを痛感させられる

 

平成元年前後はリメイクリバイバルの嵐が吹いて前年にはフジテレビにおいて『おそ松くん』と『ひみつのアッコちゃん』が復活しこの年『おそ松くん』の枠の30分後放送局こそ違えど水木しげるの『悪魔くん』が編成されるこれはテレ朝の土曜ゴールデンタイムで先程触れた『聖闘士星矢』の後番組でありなんという変わりようだシリーズディレクター佐藤順一だ昭和59年『とんがり帽子のメモル』日曜朝枠移動一発目の演出がサトジュンだったんだがそれから足掛け4年半ニチアサ班だったのが『悪魔くん』から土曜ゴールデンタイムに異動したこの意味は大きいマイナーなところでは『昆虫物語みなしごハッチ』のリメイク版を日テレが製作したりこの年手塚治虫が死去した影響は大きく手塚は『青いブリンク』の放送を観ることなく逝ったただ勿論『青いブリンク』は新規作であるただこの年の秋には『ジャングル大帝』がテレ東でリメイク因果関係はわからないしかしながらなんだか当時放映していたテレビアニメの原作者の平均年齢が著しく高そうだ「神様」はこの年に亡くなったけど東映が節操ないみたいにダメ押しで原案横山光輝魔法使いサリー』を製作し始めるじつはこの『サリー』昭和41年版のぞ・く・へ・んらしく僕は物心つく前リアルタイムでこの2作目『サリー』を観たような記憶もあるのだ

 

平成元年開始のテレビアニメで僕がとりわけ興味を抱いているのは『アイドル伝説えり子』と『ドラゴンクエストアベル伝説)』であり理由を話せば長くなるというわけでもなくなぜならほとんど直感で「ああ、『えり子』と『アベル』だよなあ」と思っただけでひとえに「知的好奇心」がなせるわざ「知的好奇心」とはすなわち「アニメの内容を知りたいと思う気持ち」そのアニメ作品の正体全貌をあばきたい骨は折れるがなお『アイドル伝説えり子』に関して後番組の『アイドル天使ようこそようこ』と比べると過去のアニメに詳しい人間の注目が『えり子』に対しては薄い気がするというかたぶん注目度は『ようこそようこ』のほうがダンチだ根拠は「だって脚本書いてるのが首藤剛志だから」としか言いようがないだれかたすけて小山茉美も脚本書いてるけどなところで『アイドル伝説えり子』の主演は矢島晶子でありたぶん事実上のデビュー作であり野原しんのすけを降りたほとぼりが冷めたとしてもやはり矢島晶子という声優の原点であることに『えり子』は変わりないと思う

 

 

誠「( ゚д゚ )

 

ばると「なに」

 

誠「(困惑して)いや、なにって…これ、『文章』じゃないでしょ。

 句読点や改行はどこに行ったのよ。

 なあ、剛、生奈――」

 

剛と生奈『  (Д`;)   (   ;´Д) 

 

誠「(・o・)ポカーン

 え、なに……その距離感は」

 

 

乱平(小耳で)『先輩先輩』

誠『どうした』

乱平『この前…剛センパイと生奈会長が、平成元年だってことで、その年公開の『劇場版・機動警察パトレイバー』の円盤がたまたま部室にあったんで、たまたまその場にふたりしかいなかったので…いっしょに観たらしいんですけど』

誠『それでモメたってことか!?』

乱平『そ、そ。なんでも劇パト』に対する解釈の違いがあったらしくーー』

 

 

生奈「(;・・)」

 

 

× × ×

 

生奈は、帰り道をトボトボと歩いていたが

 

乱平は、「解釈の違い」って言ってたけど。

 

もっと根本的なもの。

 

だって、

わたしが、

ガンダムよりパトレイバー作るほうが現実的かもね

って言ったら、

剛、

剛、

アイツ、

パトレイバー』の作画の話ばっかりするんだもん・・・・・・!!

 

いやになっちゃう。

剛と顔を合わせづらい。

 

 

・波乱の展開!