死ぬまでオタク

(基本的に)テレビとアニメしか観ません

アニメ放映枠講座「少年枠からママレード・ボーイへ」

乱平「平成になり、『新ビックリマン』が始まります。畑健二郎先生が、『ハヤテのごとく!』の作中で『名作』といっていたアニメです。スタッフは大半が『ビックリマン』からの引き継ぎです」

誠「久川綾の初レギュラーだっけ?」

乱平「そうらしいですね」

 

乱平「で、『新ビックリマン』の後番組が『まじかる☆タルるートくん』です。この放映枠で唯一の『週刊少年ジャンプ』連載作品です」

剛「アンチドラえもんっていうコンセプトだったっけ?」

乱平「そうらしいですね。でも、『ドラえもん』も『タルるートくん』と同じくテレ朝系列なんですよね」

剛「仲間じゃないか」

乱平「そうなんですよ。皮肉なもんです」

 

乱平「それで、『まじかる☆タルるートくん』の後枠で、もう一回ビックリマンシリーズの作品が始まるわけです」

誠「題名は?」

乱平「『スーパービックリマン』です。シリーズディレクターはふたたび貝澤幸男、キャラクターデザインもそれまでのビックリマンと同じく青山充が担当します」

剛「青山充って、頻繁にプリキュア枠で『ひとり原画』やってる人だよな」

乱平「プリキュアのずっと前からそうですよ」

剛「キャラデザもやってたのね」

乱平「やる時はやるでしょう」

剛「うむ」

 

乱平「ちなみにですね、『スーパービックリマン』の2ヶ月前に『美少女戦士セーラームーン』が始まるんですよ」

如月「『セーラームーン』は知っていても、『スーパービックリマン』は知らなかったな」

乱平「同じ東映作品なんですけどね。『セーラームーン』があまりにも有名になったので、影に隠れてしまった感はありますよね」

 

乱平「『スーパービックリマン』の後番組が『GS(ゴーストスイーパー)美神』です。『週刊少年サンデー』で、椎名高志が連載していた漫画が原作です」

誠「『絶対可憐チルドレン』の原作者じゃん」

乱平「そうですよ。自身の漫画が次にテレビアニメ化されるのは、『GS美神』の放映が終わった14年後になります。

 そういえば、来年は、『絶対可憐チルドレン』放映10周年だな」

誠「観てたなあ」

剛「小学校6年とかだったな」

誠「平野綾戸松遥白石涼子中村悠一

剛「おまえその頃から声オタだったのかよ」

誠「前番組が『ハヤテのごとく!』だぞ」

剛「なるほど……」

乱平「そうですねw

 白石涼子は、『ハヤテのごとく!』では主演だったんですけどね」

誠「いや『絶チル』でも主役だったろ」

乱平「主役のひとりでしょう。そもそもあの作品、主演は中村悠一な気がするんですけど」

誠「たしかに」

 

乱平「『GS美神』に話を戻しますとね、『おキヌちゃん』ってキャラクターがいるわけですよ」

誠「うん」

乱平「おキヌちゃんの声優は國府田マリ子なんです」

誠「うん」

乱平「ここでは助演なんですけど、後番組で主役を務めるんです」

誠「後番なに」

乱平「『ママレード・ボーイ』です」

誠「マジかよ(゚д゚)!」

生奈「振れ幅大きすぎ!」

 

乱平「そうですね、『ママレード・ボーイ』から3作品連続で少女漫画枠です。ちなみに少女漫画枠のあとは女児アニメ枠ですがーー」

如月「先を急がないで」

乱平「はいw」

如月「生奈は『ウルトラマニアック』読んでた?」

生奈「や、『りぼん』とか、少女漫画雑誌は読んでなかったですね。ジャンプやサンデーは読んでたんだけど」

如月「実に生奈らしい」

 

乱平「まぁ、吉住渉先生は、某雑誌でふたたび『ママレード・ボーイ』を書かれてるようですが……」

如月「あのさ」

乱平「はい」

如月「吉住渉先生って一橋大学卒だよね」

乱平「そうらしいですね」

如月「水沢めぐみ先生は早稲田大学だったんだよね」

乱平「一浪して入ったらしいですけどね。彼女はデビューが早くてーー」

如月「漫画家って、勉強ができる人多くない?」

乱平「手塚治虫がそうだったじゃないですか。でも、もちろん雑草育ちもたくさんですよ」

如月「それはそうだけど」

 

生奈「学歴と『頭がいい』のは違う気がする」

如月「たしかにね」

乱平「学歴は抜きにして、漫画家には賢い人が多いですね。より正確に言うなら、勉強熱心というかーー」

生奈「それこそ手塚治虫だよ」

乱平「そうなんですよね。

 まぁでも手塚治虫は医学博士なんですよ。例えば石ノ森章太郎なんか、彼は言っちゃあなんだけど大学に入ってすらいないでしょう?」

剛「大学進学率が低かったんじゃないのかその当時は」

乱平「それに加え、石ノ森先生はデビューが早かったという事情もあります。彼は単身上京するんですが、そうとう苦労したみたいですよ」

剛「生活が?」

乱平「そうです。でも、石ノ森は手塚治虫に負けず劣らず『インテリ』でしたよ、たぶん」

剛「へぇ」

 

 

石ノ森章太郎のマンガ家入門 (秋田文庫)

石ノ森章太郎のマンガ家入門 (秋田文庫)

 

 

乱平「この本ご存知ですか」

生奈「島本和彦の『アオイホノオ』で知った」

乱平「秋田文庫版の解説が島本和彦です。

 で、石ノ森章太郎は、『龍神沼』っていう作品の自作解説をこの本のなかでやっているんですが、無茶苦茶博識ですよ。映画や文学のみならず、『ディズニーの動画(←アニメーション)は全部観ておけ』というようなことも言っているんです」

生奈「『サイボーグ009』の元ネタは『野球』だって聞いたけど」

乱平「そう(゚∀゚)! それそれ!

 この本で、『サイボーグ009』は、野球に着想を得たって述懐してますね」

如月「野球は9人だもんね」

乱平「そこなんですよね」

 

 

大豆生田「ところで、『ママレード・ボーイ』の後番組はなんなんですか?」

乱平「はい、次回お答えしましょう(-_-;)」