死ぬまでオタク

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『らんま1/2』勉強会 ~乱平苦闘す~

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没レジュメ

 このアニメは、きわめて複雑な経緯をたどったアニメである。なにゆえか。それは「放映枠」の問題に帰着される。

 

 原作は、「週刊少年サンデー」誌上で高橋留美子が『うる星やつら』の次回作として連載執筆した漫画作品である。『うる星やつら』が終了した年とこの原作漫画が開始した年は同一年である。最近は、連載終了から次回作連載開始までのスパンが長いことが多い。それとは対極的に、高橋留美子は『らんま』を『うる星やつら』が終了して直ちに立ち上げている。1987年連載開始。

 

 で、肝心のアニメは、1989年に、フジテレビの土曜ゴールデンタイムで放映を開始した。フジテレビは、それまで『うる星やつら』と『めぞん一刻』ーーつまり高橋留美子の80年代の代表的な仕事ーーを同一の枠で6年半に渡り継続して放映した実績があった。

 しかしながら勝手が違う枠になった。毎週土曜19時30分、それまで『ハイスクール! 奇面組』が高視聴率を獲得した実績がある枠と言えど、放映開始数ヶ月前に真裏の枠で『おぼっちゃまくん』(テレビ朝日)が始まり、小学館の作品同士が同じ時間帯で競合するという不都合が生じた。

 結果的に、『らんま』は『おぼっちゃまくん』との競り合いに負けた。『おぼっちゃまくん』は1992年まで同一の枠で続いた。『美少女戦士セーラームーン』が始まっていてもしばらく続いていた。対して『らんま』は「枠移動」という形で延命・左遷という処置が施された。

「左遷」というと人聞きが悪いかもしれないが、ゴールデンタイムから逃亡したのは事実である。キー局のフジテレビでは金曜夕方、『らんま1/2 熱闘編』という題名でリスタートした。ゴールデンタイムでの放映の打ち切りに関する要因、『スーパー戦隊シリーズ』との放映枠的な絡み、こぼれ話は尽きないが、ここでは『らんま1/2』と『らんま1/2 熱闘編』を別作品として考えたい。

 

『らんま1/2』は全18回である。未放送回が3回ある。

『熱闘編』を別作品としたのは、体制が違うからだ。枠も違えばスタッフも違う。『熱闘編』がつかない『らんま1/2』は、望月智充がイニシアチブを取ったと言われている。しかしながらWikipedia(2017/11/30閲覧)の望月智充のくだりには明確なソースがない。しかしながら本編映像のスタイルには明らかに望月智充の「匂い」がする。

 

桐生乱平「だめだ、おれにはまともな文章が書けない」

????『あきらめたらそこで試合終了だにょ』

乱平「あ、あなたは(´゚д゚`)!

 真田アサミの声をした安西先生!!

 

勉強会当日

乱平「レジュメ書くの失敗したから口頭でぜんぶ発表するにょ」

如月会長「(;・∀・)なに、その語尾は」

乱平「前提として熱闘編がつかない『らんま1/2』の話だけするにょ」

薬島誠「だからなんだよその語尾は(#゚Д゚)ゴルァ!!

乱平「<放映枠>と<キャラ>と<キャスティング>という三本柱を立てて話すにょ」

誠「あ!

如月「だしぬけに何? (;´Д`)」

誠「EDテーマが『デ・ジ・キャラットにょ』と同じだ

如月「( ゚д゚)ハッ!」

 

乱平「equalロマンス( ー`дー´)」