2002年度生まれに『俺ガイル』はまだ早い!?
お詫び
前回『ビューティフルライフ』を2000年度のドラマとして紹介しましたが、厳密には1999年度のドラマでした。
申し訳ありませんでした。
『いきなり謝罪から始まる。あなたらしくないじゃないですか』
うるさいな。
ところで、おまえは、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』っていう作品は知っているよね。
『はい。1期が2013年4月、2期が2015年4月からでしたね』
となると、いま俺が2002年度生まれであると仮定すると、1期が小学5年生、2期が中学1年生ということになるね。
『そうですね。
小学5年生に俺ガイルは合わない気がしますね。深夜アニメだし――』
いや、もうこの頃には、「深夜アニメ」っていう概念は崩壊していたよ。
『初耳です』
だってWebの公式配信で事足りるようになってきたんだもん。
『たしかに』
ところで、おまえは『3年B組金八先生』って知ってるよね?
『いつの時期の金八先生ですか?』
上戸彩が出てた時のだな。
『ああ、だったら2001年度ですね』
実は1999年度にも金八先生やってるみたいなんだけど、まったく記憶にないんだよね。
で、1999年度って俺は小学5年生だったんですよ。
『ああ、俺ガイル2期は中学1年生ぐらいだったら中身がわかるかもしれないけど、小学5年生だとして、1期はわからないどころか、存在すら認知していなかった可能性があるってことですね』
そうね。
そういえば、金八先生も俺ガイルも、同じTBSの番組だね。
ところで、テレビドラマの再放送は多いけど、テレビアニメ、とくに深夜帯のアニメの再放送はテレビドラマと比べると少ない気がする。
『となると、再放送の受け皿は、ニコ生やabemaということになりますね』
そうなんだよね。
少なくとも地上波では俺ガイルが再放送された試しがない。
たぶん、おれが2002年度生まれだとして、俺ガイルを観る場合、後追い視聴にならざるをえないんだけど。
ねえ、アニメと比べて実写は劣化が早いって知ってる?
『それはどういうことですか?』
あのね、実写のテレビドラマなんかはすぐに映像や俳優が古臭くなるけど、アニメはそうとは限らないんだよね。
バブル時代のトレンディドラマなんか、今観ると悲惨なんだよ。
『金八先生の映像もすぐに劣化してしまうということですか?』
とくに演出面がそうなってしまうと思う。個人的な見解だけど。
で、2期のほうの俺ガイルって、2002年度生まれだとすると、中学1年の1学期なんだよ。
中1の男子なんて小学生みたいなもんでしょ?
『まぁ、そんなもんでしょうね』
中学1年(2001年度)、まだおれは「このヒロインが可愛いからこのアニメ観る!」っていう意識じゃなかったんだよね。
翌年の『東京アンダーグラウンド』のチェルシー・ローレックからだね。
だから、雪ノ下雪乃や由比ヶ浜結衣がいくら可愛くても、あんまり『俺ガイル』の1期にしても2期にしても劣情を示さなかったと思うんだよね、2002年度生まれと仮定して。
『なるほど』
逆に俺が小学5年生(1999年)と中学1年生(2001年)の時に『俺ガイル』がやっていたとするよ。
『いや、あの時代に俺ガイルみたいなライトノベルはなかったでしょう』
鋭い!
あのねえ、『俺ガイル』みたいな作品が2000年前後にメディアミックスされるとしたら、アニメじゃなくてテレビドラマだっただろうね。
『じゃあ枠は金八先生の枠ですか』
そうとは限らないけど、俺が知ってる金八先生は木曜日の放映だったから、そういう枠に嵌まり込むのかもしれないね。
『あの当時の青春ドラマには、野島伸司のストロベリー・オン・ザ・ショートケーキみたいなものもありました』
『池袋ウエストゲートパーク』なんてのもあったね。
みんなTBSだね。
『ネバーランド』っていう、悪名高きドラマがあってね、丁度あの頃だった。金曜日の21時だったんだけど、原作者の恩田陸も疑問符をつけたドラマだったんだもの。
『いまの金スマの枠ですか?』
そう。
『ネバーランド』は、金曜21時のドラマ枠ごと潰しちゃったんだよね。
『話を戻して、いま、先輩が2002年度生まれだとすると、俺ガイルのメディアミックス展開と微妙にずれるってことですね』
そうなるね。