「和田高明=『ロゼッタマスター』」という謎
先日、『カレイドスター』の7話を観た。この回は定期的に見返している。懐かしさなど微塵も感じない。ロゼッタ・パッセルの初登場回である。EDクレジットでは、「演出・作画 和田高明」と表記されている。これまで、なかば慣習的に、『和田回』と呼ばれてきた。「和田高明はロゼッタに焦点があたる回の担当」、カレイドスターを1度だけ観た人間にはそう認識されているのかもしれない。
だが、OVA(”52話”)ならいざ知らず、
「ロゼッタに焦点があたった回」なおかつ「和田高明が主な制作を”ほぼ”取り仕切った、とみなすことができる(かもしれない)回」
は、
- 7話:「笑わない すごい 少女」
- 33話:「汗と涙の すごい ロゼッタ」
ぐらいしか確認できない。
そして、作画面で大きく取り上げられることの多い41話「再出発の すごい 決意」、これはたしかに「和田高明が主な制作を”ほぼ”取り仕切った、とみなすことができる(かもしれない)回」ではある。
しかしながら、41話はロゼッタに焦点があたった回とはいえない。
「ロゼッタに焦点があたった回」なおかつ「和田高明が主な制作を”ほぼ”取り仕切った、とみなすことができる(かもしれない)回」は、TVシリーズでは、たったの2回。
にもかかわらず、和田高明は、カレイドスター放映時そして放映後しばらくは「ロゼッタマスター」の異名で取り上げられることが多かった。
これは、どういうことなのだろうか? ここまで書いてきて、見当がつかなくなってきた。