死ぬまでオタク

(基本的に)テレビとアニメしか観ません

漫画原作アニメ 1999 殴り書き

 2002年、ぼくは中学2年で、保健室登校をするようになり、2ちゃんねるに興味を持つようになって、とある固定ハンドルを名乗っていた。2ちゃんに依存するようになる前後だったか、『世紀末リーダー伝たけし!』の作者島袋光年が、買春の罪で逮捕された。思えば、週刊少年漫画板に足繁く通うようになったのも、その事件がきっかけだったかもしれない。で、何が言いたいかというと、その事件で、尾田栄一郎という漫画家の単行本が日本で一番売れていること、そして『ONE PIECE』が「週刊少年ジャンプ」の看板漫画であることを知った。


 動かせない事実がある。
 アニメ『ONE PIECE』の放映開始は、『神風怪盗ジャンヌ』の放映開始より、だいぶ遅い。つまり、種村有菜の作品のほうが、尾田栄一郎の作品よりも、早く公共の電波に乗ったのである。
 

 一応は99年放映開始のアニメのリストを作った。フィルターを3回ぐらいかけて濾過すると、漫画原作アニメが、驚くほど少ない……わけではなかった。

・『エデンズボゥイ
・『KAIKANフレーズ
・『GTO
・『仙界伝 封神演義
・『サイボーグクロちゃん
・『ジバクくん
・『エクセル・サーガ
・『HUNTER×HUNTER
 

本放送時の『GTO』の状況

 地上波で衆目に晒されやすい枠のアニメ。そうだ、『GTO』だ。「週刊少年マガジン」連載の漫画ではあるが、ドラマのほうが先に放映されており、なおかつ視聴率もドラマのほうが20パーセント近く高かったと思う。 

 

制作会社も出版社も同じ、だけど

 地上波で衆目に晒されやすい枠のアニメその2は『ONE PIECE』で、鳥山明の地盤だったところに明らかに「次期看板」として収まったのだったけれども、それの約8ヶ月前に、『神風怪盗ジャンヌ』が全国ネット番組で始まったという事実にこだわりたい。

 

恥知らずの弁明

 もっとも、ぼくは『神風怪盗ジャンヌ』を1話も観ていない。いや、正確には、観ることができなかった。ついでに言うならば、ジャンヌの後番組の『マシュランボー』は、瀬戸内海放送が観られるようになったので、観ようと思えば観られた。しかしながら、土曜の夕方は水泳の習い事があったのである(このことでどんな不都合が生じたかは記事の趣旨と違うので書かない)。

 

(含みを持たせた言明) 

 たしかに『ONE PIECE』と『神風怪盗ジャンヌ』には、枠の広さ、時間帯の僅かな「ズレ」、といった微妙な差異があった。しかし、白日の下に示されている可能性が高いことは、前番組の『みいファぷー』が放映されていた中途には、既に新番組『神風怪盗ジャンヌ』の企画が動いていたということであり、そのころ水曜19時の所謂「鳥山枠」では、もはや弛緩した、ギャグアニメとはいえないギャグアニメに成り果てていた『Dr.スランプ』が、のうのうと放映を続けていたのである。